2022年本屋大賞の本。 第二次世界大戦中のドイツとロシアの戦い。 ドイツ兵に母親を眼前で殺され、村を焼かれたロシア人少女の主人公が、狙撃兵となり戦火に巻き込まれていく。 何のために戦い、敵とは何なのか。 戦いの後に残るものとは。 「愛するもの、趣…
独特の世界観を持つコンビニ人間の作者の新刊を見つけ、図書館で借りました。 人によって信じるものは違う。それが狂気に変わらないよう、盲目的になってはいけない。常に自分を疑う事を忘れてはいけない。
小さなことからコツコツと。 継続は力なり。 日々の支出を減らすこと。 投資は積立で時間をかけて増やすこと。 株式などで一気に数百万増やすような魔法はない。 お金を増やすことは自由を手にすること。 経済的な不安から離れて、好きな仕事をする。 FIREの…
お金はあった方がいい、自身が家族が自由になるために。 去年読んだ本をまとめて書こう。 お金の増やし方を物語を通して、教えてくれるので理解しやすい。そして、お金にまつわる家族の葛藤も描かれている。 年代別に主人公が分かれているので、いつ読んでも…
2021年の本屋大賞1位の一冊。 弱い者を支えることができるのは弱さを知っている者。 ネグレクトを受けた女性は、ある男性に救われるが、再び失ってしまう。 とある海の見える家で静かに暮らす日々の中で、ネグレクトを受けている男の子に出会う。 届かない52…
ぱっとタイトルにひかれて手に取った本。 5つの章から成り、主人公は異なるものの、ひとつの家族を中心にその親類の心の動きを描いている。 決してハッピーエンドではなく、家族といえども心を通わせる難しさを、一見ドライとも思われる。 家族って、近いよ…
元中日ドラゴンズ監督の落合博満が指揮した8年間を番記者であった作者の視点で描かれている。 8年の間に4度の日本一、すべてAクラス入りといった圧倒的な成績をあげながら、何故フロントに嫌われ、ファンに嫌われ、選手から嫌われたのか。 徹底的な個人主義…
「コンビニ人間」の独特の世界観に刺激を受け、同じ作者の本を読んでみた。 小学校4年のクラスで仲が良かった3人は、中学2年生で久しぶりに同じクラスになる。しかしスクールカーストの中で、上中下に分類された3人はお互いに話すことはない。閉ざされた空間…
8050問題とは、高齢両親の年金で暮らす、引きこもり状態の中年成人がいる家庭のこと。 歯科医の主人公は、傍目からは羨ましがられる人生に見えるが、20歳の引きこもりの息子がいる。とあるきっかけで暴力を振るうようになり、妻や娘との関係も上手くいかなく…
普通とは何か? とあるNHKの番組で著者の別の本が紹介されていて、他にも芥川賞受賞した本があったなと思い手に取った本。 気軽に読めるかなと思っていたが、全くの逆。 読み終わった後には 重さ や 怖さ を感じた。 私達は無意識のうちに、他者を「こちら側…
ポスト資本主義を考えよう。 資本主義は中核が勝ち続け、周辺が負け続けるシステムである。 また資本主義は人間だけでなく、自然環境からも掠奪するため、負荷を外部に転嫁することで、経済成長を続けていく。 結果、行き過ぎた資本主義によって環境問題、格…
小6の息子が図書館でふと見つけた本。 絶賛し、ススメられたので何気に読む。 高校生になった碧と玉華は地球滅亡学クラブを結成している。 100日後に妖星デルタが地球に衝突して、地球は滅亡するからだ。 しかし世界の指導者達は数年前からその事実に気づい…
小6の息子オススメの本。 高校1年の主人が吹奏楽に打ち込むいわゆる青春小説。 中学時代に燃え尽きた基は幼馴染の玲於奈と名門校の吹奏楽部に誘われるも乗り気にならない。そう、名門校は今は落ちぶれていた。しかし、かつて全国大会に出場した時代の部長で…
「育ち」は自分で変えられる ある時人を見て、いい佇まいだな、オーラだなと思い、身につけたいと思っていた時に、ベストセラー棚で見つけた本。 ・お呼ばれした時の靴の脱ぎ方 ・尊敬語と謙譲語を使い分ける ・暦に敏感になる ・本物を普段使いする ・手土…
「自分の人生を楽しもうとしているか?」 この問いかけを説教くさくなく、ライトに感じられるのが心地いい。 1、2日で読めてしまう。 昔、ラジオで紹介されていて、面白そうだなと思っていた本。たまたま本屋で見つけて、手にした。 主人公の文哉は、就職し…
劣等感を抱えた者が、圧倒的な美を前にして狂わされる ただ三島の計算された絢爛豪華な文体は、陰鬱さを感じさせず、引き込まれていく。 昭和の興亡を目の当たりにして、取り残された三島は自衛隊駐屯地での自決した。 その時45歳。 自分がその年齢に近づき…
知ってるつもりだった。 今回は以前話題になった本。 自己の記録のため徒然なるままに書きます。 解決策を提示するのではなく、共感が大切。 この本以外にも、聞いたことがあったけど、ついつい「これは○○したら」と言ってしまいそうになる。 実践は難しく、…
スティーブ・ジョブズは、自分の子供にiPadを触らせなかった。 スマホは ・知能を低下させる ・周知力を低下させる ・鬱を引き起こす またSNSを利用する人ほど幸福度は低い 脳科学に基づいて、スマホによってHAP系が作動し、「闘争」か「逃走」を促し、不安…
親になると、明日が2つになる 「自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくるんだって。親になるって、未来が二倍以上になることだよって。明日が二つにできるなんて、すごいと思わない?」 文中にあったセリフ。 長男はサッカ…
コロナは現在進行形であり、過去完了形ではない。 各界の著名人達が2020年春頃に、コロナ後の世界について語ったものがまとめられている。 1年前経って、概ねその通りとなっているというか、当時の課題がそのまま残っている。 経済的損失、格差の助長、差別…
シン・エヴァンゲリオン劇場版 今日は久しぶりに何もない平日休みだったので、見て来ちゃいました。 高校生の頃、TV版を見てから25年。 見終わって、これで本当に終わり。 なんか喪失感とともに卒業の気持ち。 思春期真っ只中の高校生は、シンジに自分を重ね…
「デジタル化の先にあるのは繁栄か、それとも監視社会の到来、雇用の二極化、そして日本の衰退か」 前回世界史の本を読んで、これからはデジタル化が鍵となると思い、本書を手に取った。(https://tasogaredokusyo.hatenablog.com/entry/2021/01/24/211705) …
歴史とはなんでしょう、と聞かれるとき、「それは、大きな世界です。かって存在した何億という人生が、そこにつめこまれている世界なのです。」と、答えることにしている。 司馬遼太郎 21世紀に生きる君たちへ 本書は非常に読みやすく、一つの物語のようだっ…
「書物のもたらす真の愉悦は、それを何度でも読みかえし、そのたびにそれが以前とは異なったものであることを知り、他の意味に、すなわち意味の別次元に出会うことのうちにあるのだ」 ロレンス『黙示録論』 映画「風の谷のナウシカ」を初めて見たのは、小学…
クリスマスプレゼントを準備して、お酒を片手に綴ります(^^) コロナ禍ではなかったら読まない本。 「今、何と闘っているのか?」 最近、よく分からなくなる。 当院としては、ウイルスと闘っている。 ただ、もうそれだけではない。 街中で感染に無防備な人に…
誠実さが最も大切ほぼ自叙伝のため、物語みたいに読みやすい。自己啓発本のような理想の羅列ではなく、アイガーの人生を辿ることで、今の自分の状況に思いを巡らし、勇気をもらえる本。過去の上司への批判や愚痴は時に辛辣だが、フォローもしつつ、最終的に…
「もっと早くに出会いたかった」 そんな気持ちになる良本だった。 長寿によって今の教育、仕事、引退の3ステージは大きく変わる。 引退期間が30~40年あればお金も足りず、生きがいも失うかもしれない。 そうならないようにどうすれば良いかを提示しくれる…
今日は中秋の名月 子供に、ウサギに見えるか。見えたと さて、第60回近畿理学療法学術大会の総務財務部長として、運営のお手伝いを微力ながらしている。 テーマ「いのち輝く未来社会の理学療法デザイン”~近畿からのイノベーション~」。 特別企画として、理…
黄昏読書3 コロナ後の世界 リンダ・グラットン 人生100年時代におけるライフシフト 100年を幸せに過ごすためには、健康、お金、家族が欠かせない。 コロナ禍で浮き彫りになった。 不動産や株式などの「有形資産」だけでなく、「無形資産」が大事。 生産性資…
自分の存在価値 AI時代に突入し、シンギュラリティが叫ばれる中、これからどう生きていくのか。 個性、ポジションを取れ、専門性、代替不可能な価値と様々な言葉で自分の存在価値について説いている。 基本的にはAIに任せて、ヒトは創造性のあることを生み出…