劣等感を抱えた者が、圧倒的な美を前にして狂わされる
ただ三島の計算された絢爛豪華な文体は、陰鬱さを感じさせず、引き込まれていく。
昭和の興亡を目の当たりにして、取り残された三島は自衛隊駐屯地での自決した。
その時45歳。
自分がその年齢に近づき、初めての三島の作品。
コロナ禍で変わらないもの、大切なものは家族と仲間と改めて気づき、これからも楽しい事も辛い事もあるけど前向きに生きないと。
コロナ落ち着いたら息子と20年ぶりに、金閣寺を見に行ってみよう。
そして、これを機にもう少し三島の作品を読んでみよう。