黄昏読書6 「ディズニーCEOが実践する10の原則 」 ロバート・アイガー

誠実さが最も大切

ほぼ自叙伝のため、物語みたいに読みやすい。
自己啓発本のような理想の羅列ではなく、アイガーの人生を辿ることで、今の自分の状況に思いを巡らし、勇気をもらえる本。

過去の上司への批判や愚痴は時に辛辣だが、フォローもしつつ、最終的には自分のサクセスストーリー。
良くも悪くもアメリカらしく、日本的ではないのが新鮮。

・どんな立場になっても、知らない事は教えを乞うこと。
・野心は持ちつつも、目的化せず目の前の仕事に全力を尽くし、相手の信頼を得ること。

特にCOOからCEOになる過程に起きるトップの求心力低下、組織内紛、敵対的買収、CEOになってからのピクサー・マーベル・ルーカスフィルム・フォックスの買収などアイガーが取った行動は映画化できそう。
リーダーのあるべき姿は色々あるけど、個人的に共感できる部分は多い。

「大切なのは、批判する者ではない。強者がつまずくとそれ見たことかと揶揄する人間でもない。行動する人の揚げ足を取る者でもない。実際に舞台に立ち、顔が血と汗と挨にまみれた人間こそ、賞賛に値する」

本当にその通りだと思う。

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職場の帰り道